ふと声がした方を見ると、DVDレンタルショップから出てくる春真がいた。



「‥春真…。」


春真は傘を差し、私を入れてくれた。



「どうしたんだよ?傘も差さないで。」


「…。」


「取り敢えず、うち近いから、うちに来るか?」


私はコクンと頷いた。



春真は私の肩を抱き寄せ、歩き出した。





春真の家は新しい一戸建て。



洋風のつくりでとてもオシャレな家だ。



玄関に入り、春真は私を見た。



「ここで待ってて、タオルもってくっから。」


「‥うん。」



すると螺旋階段を降りるお姉ちゃんと涼さん。



「丗那!」


「丗那ちゃん!どうしたの??」


「あんた傘もってなかったの?」


「…。」



すると春真がタオルを持って戻ってきた。



春真は何も言わず私の頭を拭いてくれる。



「春真、何かあったのか?」


「知らない。でも晃平絡みだろな。」