「よしよし。」


美奈はからかうのではなく、私の頭を撫でた。



「「「何何??」」」


私と美奈の両サイドから和華と有加と紗代が顔を覗き込んできた。



「みんな丗那がね。――――――――――」



美奈がさっき話したことをみんなに話した。




「「「マジ!?」」」



「///」



みんなびっくりしている。



そりゃそうだ。



私が一番びっくりしてるよ。



男の子とデートしたなんて。




今でも夢だと思ってるくらいだし。





しかも、あんなイケメンと。




美月とのデートが練習だなんてもったいなさすぎ。





そんなん言ってたら客野くんとデートした日には私倒れるかも‥。




美月とですら会話がやっとだったのに。