晃平は先輩たちを睨んだ。



私までビクッとするくらい怖い。



先輩たちは私から離れた。



そして男2人は走って逃げて行った。



「丗那、こっちに来い。」



私はブラウスの前を握って晃平の後ろに隠れた。



急いでボタンを閉める。





「で、約束って何?」



「「‥。」」



「祭りんとき尾行してたのは知ってんだよ!!答えろ!!!」



えっ…晃平知ってたの!?



「この子がっ…晃平様とっ…その…。」


「俺と会ったら丗那をやるってとこか?」


「「…。」」


「ふ~ん。あんたら、俺の何?」


「「っ!!」」


「丗那は俺の女なんだけど?」


えっ…!?



晃平今…。



私は晃平の後姿を見つめた。



「「ごっ‥ごめんなさい!!」」


先輩たちは走って逃げて行った。