「…。」


「晃平くんが彼氏なんてお母さん文句なしでOKよ。」


何が!?


「さ、下で晃平くん待ってるわよ。」



そう言って私の手を引くお母さん。



ていうか付き合ってないんだけど!?



下に降りると壁にもたれて立っている晃平がいた。



「っ‥。」


「晃平くん丗那を頼んだわよ。」


「はい。」


そして晃平に手を引かれ家を出た。



「待って晃平っ!!ダメっ!!」


スタスタ歩く晃平。


私は晃平の手を剥がそうとするが晃平は離れない。



監視がいるのにっ!!


晃平は急に立ち止まり、私を見下ろした。



「丗那、じゃあ話せよ。何を隠してる?」



「っ…それはっ…。」



「丗那。祭り行くぞ。」



そう言ってまた歩き出す晃平。



私は周りをキョロキョロした。



あの先輩が近くにいる、きっと…。