【短編】疲れた時には③

「ど、どうぞ。」

「ありがとう。」

ん゙…良い苦さだわ。

ふぅー

「主任様から、難題ぶつけられたのか?」

ソファーに座ってると隣に孝太郎が来た。

「ん…一度はOKもらったのに、笠原主任がさ~」

企画書を孝太郎に見せながら、残りのコーヒーを流し込む。

「朱里には、ちぃと難しいか?」

「……。」

今回の企画は川之江グループの運営するホテルでカップル向けの宿泊プランの内容だ…

この話を持ってきたのは笠原主任…

絶対何か企んでると思っていたけれど…今回ばかりは質が悪い。