バッと、梶瀬くんの手を離した。



なんでなんでなんでぇ!?



私まだ梶瀬くんに会いたくない!


心の準備がまだ…。



まだあれから半年も経ってないのに。




私は急いで店から出ようと、出口に走った。



「待ってくれ!橋宮!」


入り口辺りで梶瀬くんに追いつかれて、手を掴まれた。


「やだっ!」



離して!



怖い!