藤井先輩と私。

どうしてそーなるの!?

陽依!!


梶瀬を応援してるわけじゃないけど、あんたの鈍感ぶりにほとほと私も呆れてきたよ。


イライラしながら二人の様子を見ると、梶瀬は思いつめた表情になってた。


おい…これは…ヤバいのでは?


眉間にしわが寄ったら、どんなイケメンも怖い。


「か…梶瀬くん?」


「俺は………………てたのに………なんで…」



梶瀬はうつむいて、拳を握り締め何かをブツブツ呟いている。


「どうしたの?」

そばに行く陽依。


ちょっとこれは危ない!