藤井先輩と私。

私と陽依は県立の高校に進学が決まり、梶瀬はスポーツ推薦で私立の高校に進学がきまっていた。


卒業式後の誰もいない教室、私と陽依、そして梶瀬が残っていた。




梶瀬が告白したとき、廊下でこっそり聞かせてもらったし、クリスマスも陽依独占権を譲ってもらったし、しかたない、今日は梶瀬に陽依一日独占権を譲ってやろう。



「あたし、用事があるから先に帰るね」


「分かった!ばいばーい」



手を振りながら教室をでて、そのまま廊下の陰に隠れます。




だって、2人が気になるんだもーん!