「あんた…もう約束やぶったわね!陽依泣いてるじゃない!」 だってうれしいんだもん。 これは悲しい涙じゃない。 うれし涙だもん。 先輩とつないだままの小指。 なんだか心があったかくなる。 さっきの先輩の言葉にも胸が熱くなった。 先輩が私をすごく想ってるってことが伝わってきた。 「先輩…、ユカ…?」 「なによ陽依」 「なんやユカ」 「二人とも大好き!!」 ―――――――――fin