「考えすぎですよ!楠木さん」


ちゃんと2人とも顔似てるし、藤井先輩だって妹って言ってたもん。


「……よかったですわ」



しゃがんでいた楠木さんは、ほっとしたため息を吐きながら立ち上がった。





「お姉さまが残してくださったファンクラブを続けることができる…」



「お姉さま?」


私がそう聞き返すと、楠木さんは「いえ、なんでもありませんわ」と、言うと去っていった。













そんな会話を朝したばかりだと言うのに、楠木さんは私に会いに来た。



もう報告は終わったんだけどなぁ…。

何の話だろう?


あの笑顔…怖すぎる。