藤井先輩と私。


カバンからハンカチを出して、口を拭くユカ。



「教えてよー」



それから数分間、ユカの前でだだをこねたら、あまりのしつこさにユカも参ったのか、小さな声で、




「……好きよ」




とつぶやいてくれましたー!


ありがとう!ユカさま!


「好きよ」いただきましたー!


そっかそっか。

ユカが委員長のことを…。