藤井先輩と私。



残された、藤井悠太くんと梶瀬広樹くん。




「俺も橋宮たちの方へ行こっと!」


梶瀬は走り去った2人を追いかけようと、走り出そうとしたが、動かない。



「……おっさん。肩つかまないでくれる?」


「逃げるんか?梶瀬お前、ジェットコースター苦手そうやもんなぁ~」



バチバチと火花を散らせる2人。



「誰が苦手って言った?あんなもん余裕だ余裕」


「ほぉ、じゃあ勝負や!ここにある絶叫系のアトラクション全部乗ってフラフラになった方が負けやぞ!ええな!」


「分かった」



男たちのバカらしく熱き闘いの幕が切っておとされた。