「おまえは今でもショウの
 事を・・・」

私は、顔を左右に振った。

「いいの
 ショウ、お兄ちゃんには
 イオリの事は話さなくていい

 前にも言ったけど私の決心は
 変わらない

 お願いだから、絶対に
 話さないで
 
 イオリは、私の子供

 私だけの・・・

 誰にも渡さない」

真剣な瞳で私は一夜を見つめた

「わかった

 もう、二度と聞かない」

「うん・・・

 それよりも、イチヤ
 お兄ちゃんの事、何か
 聞いてるでしょう?
 
 その、付き合ってる女
 いるんでしょう?」

あの日の女性は、ショウ
貴方の恋人?