桃染蝶

「アニキ?
 
 毎度の事ながら
 手なんて無いよな?」

「ふっ
 あるわけねえだろうが
 殺らなきゃ殺られる
 
 おまえ等、好きなだけ
 暴れていいぞ」

「ひゃっほー!!
 聞いたか、ハツマ?」

「おう、聞こえた

 ほな、遣りましょ」

慣れない方言を話す初馬に
一夜は口元を緩めた。

「誰一人、死ぬんじゃねえぞ

 おまえ等は俺の大事な仲間
 
 死んだら赦さねえ」

こうして抗争は始まり深い夜
に暴力、銃声は止む事はない。

撃たれても、殴られても前へ
突き進む男達、何が高月組の
男達の闘争心を掻き立てるのか

それは、ただひとつ・・・