桃染蝶

「・・・
 もう、どうでもいい」

呆れ顔で、おまえは言う。

「ショウは、もう
 
 私の元には戻って来ない

 それが、真実・・・」

天を見つめていたおまえは
今度は身を乗り出しずっと
下、地面を見つめてる。

「ここから飛び降りれば
 
 死ねますか?」

悲しい声が、聞こえる。

「さあな

 死ねるんじゃねえの?

 おまえ、死にたいの?」

「はい・・・

 でも、お兄さん
 誤解しないでくださいね」

「誤解?」