本当、畳に、お布団が二つ
並んで敷かれてないだけ
良かった。

「・・・・・・・」

貴方は、サングラスを外し
腕時計を外す。

そして、テーブルに置いた。

貴方の瞳が私を見つめる。

ドキドキ・・・するの。

切れ長のクールな瞳は
いつもと同じ、私の事を
優しく見つめる。

沈黙が支配する中、上着を
脱ぎながら貴方は言った。

「脱げよ

 おまえが見たい」

私は貴方を見つめながら
着ている洋服を一枚ずつ
脱いでいく。

冷静を装いながら着ている
シャツのボタンをはずしていく
貴方の頬がどんどん赤くなる
のが見てとれる。