『あっごめん。
ケータイ壊れちゃってさ』


海「ほんとに?」

『うん。』

海「ならいいや。みんな心配してたんだよ!」


『ごめんね。』


海「まっ壊れちゃった物はしょうがないよね!
とりあえず、昼休み屋上行こう?」



『海斗ごめんね?ほんとにごめん。
あと、今日から屋上行かない…』


海「えっなんで?」



ズキッ、
胸が痛いよ


そんな悲しい瞳をしないで…



海「黙ってちゃわからないよ!!」


そんな訴えかけないで…

決心が緩んでしまう




『海斗、ごめん』



あたしは、海斗にそう言って廊下に走った




海「なんでだよ!!愛羅!!!!」


後ろからそんな海斗の叫びが聞こえたけどあたしは廊下を走った