秘密のMelo♪y⑤*NY編*


―――……


『あなた…』


『真琴…?』


『あなた、真裕をお願いしますね』


『真琴……頼む。頼むから、楓くんを連れて行かないでくれ。真裕を私に託してくれたことは本当に感謝している。だが…彼を代わりに連れて行くなど…!』


『……ごめんなさい』


『真琴!』





――真琴……!!





「っ…真琴…!」


…!


「…っ…ハア…ハア…」


夢…か…。


……真琴…。

お前は本当に、楓くんを連れて行ってしまったのか…?

私が不甲斐ないからか。

真裕を…守りきれていないからか?

だから、彼を連れて行ってしまったのか…?


「くそっ…」


バンッと机に拳を叩き付け、数時間前の先生の言葉を思い出していた。


『お父様……実は…』


……くそっ。


『…! では……では、娘は…真裕は…!?』


……くそっ…!