秘密のMelo♪y⑤*NY編*


いきなり?

二ヶ月も経った今さら?

生きてるとか言い出して。

散々ことごとくこっぴどくこれでもかというほどに奈落の底へ突き落してきたくせに。

いきなりイギリスの病院にいますなんて言って。


それきりだって?


ふざけるなよ。

そう簡単にああそうですかと納得してよかったよかったと言っていられるか。


どうせ花梨だって、こうなったら黙っちゃいないんだ。

いっそ思い切りよく行ってしまうのが妥当。


そう踏んで動き出したっていうのに…。


「…なんなんだよこの混み具合は」


「って折れたー!? ペン普通に折れたー!?」


「イライラし過ぎ!?Σ」


「お、お客様…っ、あ、あのお怪我は…」


「そんなのいいから、早くしてくれない?」


色々と記入して待っているというのに、一向に作業が進む気配がなく。

借り物だというのに思わずペンを握りつぶした。


「も、申し訳ありません…」


「ビビってるよ…」


「そりゃビビるよ…」


とにかくこの目で確かめないことには落ち着かない。

そして……言ってやるよ、楓に。

二ヶ月分の、とびきりの皮肉をさ。