―――……
「はあ…。そろそろ戻らなきゃだわね…」
「そしたらもう会えひんでまおたん」
「すぐ来るとか言ってたくせに」
「お前がゆうたんやろがΣ」
漫才を繰り広げる二人。
あたしはベッドにちょこんと座って、これでもかというほどに琥珀達を抱きしめた。
『じゃあ、あたし達もホテルに戻ろうかしら』
『しかし…あれだな。安いホテルを選んだとはいえ、泊まり賃バカにならねぇ…っていうかそれがすべて?』
「……ここに泊まればタダなのにねぇ梨音?」
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
「…ひょっとして馬鹿なのかしらねぇ琥珀?」
『馬鹿言うなΣ!』
『第一今家主が帰ってきたばっかでしょうに!』
……。
「だって。梨音。…怒られちゃった」
ひどいねひどいね。
みんなあたしのために来てくれてるんだから、ここに泊りなよって言っただけなのに。
どして怒るのかな。
『怒ってねーわよ!?』
『しかも泊りなよって言ってねーわよ!?』
『馬鹿呼ばわりしたわよ!?』
『……アッシュ、あんたがそういう口調すると本気に見えるから。やめときなさい』

