秘密のMelo♪y⑤*NY編*


―――……


「はあ…。そろそろ戻らなきゃだわね…」

「そしたらもう会えひんでまおたん」

「すぐ来るとか言ってたくせに」

「お前がゆうたんやろがΣ」


漫才を繰り広げる二人。

あたしはベッドにちょこんと座って、これでもかというほどに琥珀達を抱きしめた。


『じゃあ、あたし達もホテルに戻ろうかしら』


『しかし…あれだな。安いホテルを選んだとはいえ、泊まり賃バカにならねぇ…っていうかそれがすべて?』


「……ここに泊まればタダなのにねぇ梨音?」


『……』

『……』

『……』

『……』

『……』


「…ひょっとして馬鹿なのかしらねぇ琥珀?」


『馬鹿言うなΣ!』


『第一今家主が帰ってきたばっかでしょうに!』


……。


「だって。梨音。…怒られちゃった」


ひどいねひどいね。

みんなあたしのために来てくれてるんだから、ここに泊りなよって言っただけなのに。

どして怒るのかな。


『怒ってねーわよ!?』


『しかも泊りなよって言ってねーわよ!?』


『馬鹿呼ばわりしたわよ!?』


『……アッシュ、あんたがそういう口調すると本気に見えるから。やめときなさい』