秘密のMelo♪y⑤*NY編*


―――……


『何も考えずに、思ったことをそのまま言ってください』

『はあ…』

『あなたは、どこにいたのですか?』

『空港…』

『周りに、誰がいましたか?』

『主人が…』

『他には?』

『……分から…ない…。誰か…黒い…』

『そうですか。もういいですよ』


はー…。なんか緊張した…。

一気にどわっと肩の力が抜けたよ。


ふーっと息を吐きながら、身体をベッドに沈める。


翌日あたしは、早速なんとか治療を受けていた。

まるで催眠術みたいな。


『今日はここまでにしておきましょう。最初ですしね』


『はい。ありがとうございました』


『いえ…本当に、大変でしたね…』


『…まあ、生きていればなんでもあるものですからね』


『それはそうですが…』


ぼそぼそと出入り口付近で話し込む、先生と父様。

ごろごろしながら視線だけで二人を見やった。


『では、また明日に』


『よろしくお願いします』


しばらく話してから、先生はお辞儀をして出て行った。


「体は大丈夫かまお?」


「うん」