渚様は返したが、お腹の虫は正直にグーと鳴った。

「今、お腹の虫が鳴りましたよ。渚様」

「皆が来るまで食べるの待っていたから。俺は何も食ってないんだよ」

「律儀なヤツだな。仕方がない。お前の分も用意してやるよ」

伊集院先輩は呼び鈴を鳴らした。

椅子をもう一脚増やして5人でテーブルを囲んだ。

「生徒会メンバーには女子生徒居ないんですね」

「居たら、キケンだからな・・・」
渚様はスープを啜りながら皆を見回す。

「キケン?どうして??」

「お前だって含まれているだろ?渚」と伊集院先輩が問いかける。

「そうだよ。奥さんに暴露しようか?お前の女関係」
と諏訪部先輩。

「人のコトは言えませんよ。氷室先輩」と白石君まで。

「4人ともモテるし、手が早いヤツばかりなんだ・・・」

「皆さん・・・狼ってコトですか・・・年頃だし、動物言うなれば今が盛り。理解出来ました」


「頭弱そうなクセに…そう言う所は理解出来るんだな。那岐」