ありえない高校生マリッジ

「それって・・・キスとかギュッと抱き合うとかではダメな温もりですよね・・・」

「まぁ・・・そう」

渚君は顔を赤くして俯く。

「わかりました・・・」

私は渚君の前に立って、パジャマのボタンを外す。

「お、おいっ!?何してんだ?那岐」

「だから…貴方に私の温もりを差し上げます!」

「い、いいって…俺は全てが片付くまで、我慢するコトに決めた。
俺を煽るのは止めろっ!那岐」


「私もずっと・・・渚君と離れ離れになっている間、ずっと寂しかったんです」

「那岐・・・お前」


「私と渚君は同名で、二人で一人、一心同体なんです」

「お前って経験ないクセに・・・積極的だな。
でも、その迫るのは俺だけにしろよ。那岐」

渚君は立ち上がって、私の右手を引いてベットの上に共にダイブした。