そしてベビーベットの脇に立つ私を背中から抱きすくめる。
「渚…君!?」
「敦司から全部訊いた・・・お前は鷹栖の娘じゃないって・・・敦司の叔父・『帝和銀行』の伊集院鍛造頭取が父親だって」
「そうなんですけど・・・今でも、私の父親は鷹栖さんです」
「那岐・・・こっち向けよ」
肩口に振り返ると渚君の唇が私の唇を塞ぐ。
「体勢が辛いな」
渚君は一旦、私を離して、半回転させて抱き締めて、もう一度キスをした。
渚君の温かい唇が愛おしむように何度も押し付けられ、最後は口内に舌が入る深いキスに変わった。
少しカサついた彼の唇が互いの唾液で濡れて来る。
水音の混じるディープキス。
カラダの奥も彼の熱に魘され、足元から力が抜けた。
「渚…君!?」
「敦司から全部訊いた・・・お前は鷹栖の娘じゃないって・・・敦司の叔父・『帝和銀行』の伊集院鍛造頭取が父親だって」
「そうなんですけど・・・今でも、私の父親は鷹栖さんです」
「那岐・・・こっち向けよ」
肩口に振り返ると渚君の唇が私の唇を塞ぐ。
「体勢が辛いな」
渚君は一旦、私を離して、半回転させて抱き締めて、もう一度キスをした。
渚君の温かい唇が愛おしむように何度も押し付けられ、最後は口内に舌が入る深いキスに変わった。
少しカサついた彼の唇が互いの唾液で濡れて来る。
水音の混じるディープキス。
カラダの奥も彼の熱に魘され、足元から力が抜けた。



