「ここが、渚君の部屋です・・・」

「君の部屋でもあるんだろ?」

「まぁ~」

「渚のパソコンは?」

「右の部屋にあります」

私は伊集院先輩を寝室とは反対側の書斎に案内した。

「ここです」

「ありがとう・・・」

「ちゃんとプリンターもあるんだ・・・後は適当にするから・・・君は智樹君のお世話でもすればいい・・・」

「では遠慮なく」

私は智樹の居る1階のリビングルームに下りた。

1階のリビングの一角に設けられた智樹専用のプレイルーム。
智樹はそこで、お座りして、玩具で機嫌良く遊んでいた。

「智ちゃん、ご機嫌にあそんでまちゅね」