ギュッとネックレスを握り締める



その姿を、皆悲しげに見つめている



キラっ――――

すると、ネックレスが一瞬光った

きっと太陽に反射しただけだろう...
だが、その後に強い風が、俺たちを吹き抜けていった



「もしかして...今のリリスじゃない?」



「あぁ、そうだよ、きっと俺たちのこと心配して
しっかりしろって言ってくれたんだよ!」



カイルが俺の肩を叩きながら言う



リリス―――