ぎゅっと手紙を握り締める


「んで...だよ...

何でだよ!!なんでだよぉおおお!!!

なんだリリスがこんな目にあわなきゃならないんだよ!!



リリスが...苦しんでるのに...俺は..何も出来ないじゃないかよ!!!」



俺は拳を作り、ぶつけ様もない怒りを壁にぶつけた


コトンっ!
便箋から何かが落ちた

それは、銀色に輝くネックレスだった

形は少し不器用な感じだったので、きっとリリスの手作りだろう...


俺はネックレスを握り締める



何も出来ないことが悔しい...ほれた女を守れないことが情けない
気づけなかった自分がもどかしい...



いろんな感情が一気に溢れて、泣き崩れた