破滅の女神


「恐ろしい化け物が...」



ヒソっとこんな一言が聞こえた
化け物...また言われてしまった..


ギュッと手を握り締める



ふわっと微かに私の黒い髪が靡いた



それに気づいたのか、また回りがざわめき出す
どうしよう!落ち着かないと、私また!
そう思っても、また抑えきれない力があふれてくる



「...え?」



ふわっと何かが私を包み込んだ
何だろうと思って顔を上げると、ルイス様の顔が目の前にあった



「ふぇ!?ルイス様!?」



「大丈夫か?リリス」



多分、ルイス様も私がまた暴れそうになったのに気づいたのだろ
抱きしめてくれたおかげで、何とか落ち着いた