破滅の女神


思いがけない告白に、俯いていたリリスはカオをあげた



「何言って…」



「俺はリリスが好きだ。
守りたいと思っている…何の力にもなれないことが悔しくて堪らないんだ…」



「ヒっく…でも…私は、破滅の女神で…」



「そんなの関係ない。俺はリリスが好きだ…」



「ぅえ…私…私も好きで…す」



もはや何を言っているのか分からない
だが、ルイス様にこの気持ちを伝えることができたことがうれしかった



二人はしばらく抱き合っていた