破滅の女神


「私…」



そういいながら、上半身だけを起こした



「ルイス様、怪我…しましたよね」



声を震わせなが話す
方も、小さく震えていた



「いや、たいした事はない」



「本当にゴメンなさい!!私…あんな事を!」



ベッドから起き上がる事は出来ないので、首だけこちらに向けて謝る



「私っ自分が止められなくて…っ皆に怪我をさせて…」



ボロボロと涙を流しながら、謝罪の言葉を述べ続ける
見ていられなくなり、そのままリリスを抱しめた