「なっ!?何、どうしたの?」



「…実は、リリスの寝ているベッドに魔方陣をつくりました」



「魔方陣?」



さっきまで俯いていルイスも顔を上げた


「もう、リリスの髪と瞳が桃色に戻る事はないでしょう。
いつ力が発動するか分かりません。

やむを得ず、力が爆発しないように陣を張りました」



「それで、リリスは身動きを取れるのか?」



「残念ながら、ベッドから出ることも出来ないでしょう。
これは、王様から仰せつかった事なので…」



そう言うと、ビリアさんも俯いてしまった
力になれず、申し訳ありませんと呟いて…