「あんなに、リリスが苦しんでるのに…俺は何も出来ない…!」



「だから、それはしょうがない事でしょう?
いつまでブツブツ言ってるつもりなのよ。」



「だが…「失礼します」」



話の途中で、ビリアさんとミーヤが入ってきた
二人は、リリスの様子を見に行っていた



「どうだった?リリスは。」



「まだ目覚めていません。大分体力を使ったようでしたから。」



ビリアさんの隣にいるミーヤは、何も言わずに俯いている



「どうしたの?ミーヤ?」



声を掛けると、ミーヤの方がビクッと震えた



「私…わたしっ!!」



そのままミーヤは泣き出してしまった