*  *  *  *

あれから数時間後、リリス以外の三人が目を覚ました
三人とも、複雑な気持ちを隠しきれない様子だ



特にルイス…

自分にリリスが止められなかった事を悔やんでいるのだ
でも、これは仕方ない事。



ただの人間に、女神の力を止めるのはまず不可能に近い
それはルイス本人が一番良く分かってる



だが、自分の好きな人が苦しんでいるのに助けられなかった。
それが悲しいのだ。



「くそっ!」



「ルイス、少し落ち着いたらどうなの??」



さっきから俯いてブツブツ呟いている