「シーラ様!!」



外に出ていたメイドたちが、こっちに来てくれた



「丁度良かった、皆を運んでくれる?」



倒れたリリスを含め4人を一人で運ぶのはムリだ



「は…はい」




直ぐに皆を抱き起こすメイドたち
しかし、リリスにだけは皆触れるのを躊躇している



あんな事が合ったため、怖がっているのだろう



「リリスは、私が運ぶわ」



「あっ、ありがとうございます!」



ぺこりと私にお辞儀をして、いそいそと他のみんなを部屋に運んだ