徐々に変っていった髪は、もう真っ黒になっていて 綺麗な桃色の瞳も何も写らないのではと言うくらいに、闇に染まっていた 「ゴメンなさい…ゴメンなさい…」 謝罪の言葉を繰り返す私 周りの窓ガラスに皹が入り、ドミノ倒しのように割れていく 「リリス!落ち着いて!! このままだと大変な事になるわ!!」 あまりの速度に、窓などが壊れていく様子を見て 何とかリリスを止めようと試みる …が、声はリリスに届かない ただ『ゴメンなさい』の言葉を繰り返すだけ 窓だけでなく、城の壁にまで皹が入りはじめた