「ねぇ、ミーヤ。あのルイスにくっついているの誰??」



「それは…」



戸惑いながら、私に視線を向ける
シーラも訳が分からないというように首を傾げていた



そう、あの人とはダリアさんのこと

今目の前には、ルイス様と腕を組んで歩いているダリアさんがいる
…また妬き持ち妬いちゃった…



「いいよ、ミーヤ。気を使わなくて…

あのねシーラ…実は…」



ポツリ、ポツリとダリアさんのことを話す
話し終わると、シーラは表情をゆがめた



「な~んか、やな感じ!
リリスも負けないようにしなきゃだよ?」



「まっ!負けるって!?」