二人でベッドに座り、シーラの話に耳を傾ける
「私、親とかももういなくてね…その記憶も無いの」
「え?それって、両親の記憶がないってこと?」
「そう。多分リリスもそうでしょう?」
驚きを隠せない表情のまま、頷く私
「私とリリスは、何かと似てるんだよ。
だから、何かあったら私に言ってね?
力になれるかも知れないし」
会ってそんなに時間が経ってないのに、こんな事言うのは変かもしれないけど…
という言葉を最後に付け足して、私に笑顔を向ける
「ぁ…ありがとう!凄く嬉しい。
私、不安だったんだ…こんなに恐ろしい力を解き放って、沢山のものを傷つけてしまうのが」
「大丈夫!!私も力になるから!ねっ」
「うん!!」