「もう直ぐ、必ず希望の女神が現れてくるはずです。
ですから、泣かないでくださいリリス。

きっと大丈夫です」



「でも...私が破滅の女神だという事には変りがありません

皆を不幸にするなんて...そんな事!」



「貴方が不幸を齎すなんて、そんな事ないです!」



泣き崩れた私の頭を優しく撫でながら、宥めるビリアさん



「貴方が感情を露にしたら、物を壊す恐れがあります。

なるべく落ち着いて、希望の女神が現れるまで待ちましょう。


...ゴメンなさい、何も出来なくて」



「そんなっ!なのも出来ないなんて、そんな事ないです!
私も、色々迷惑かけちゃって」