破滅の女神


でもルイス様はもう一度すまないと謝って、近くの椅子に座った



私も隣に座る



「ルっ、ルイス様!私と踊っていただけませんか?」



目の前に、ふわっとした髪の女の子が立っていた
その周りにも、沢山の女の人が立っている



「申し訳ないが、今日は踊らないつもりなんだよ」



「そんな...」



あからさまに残念そうな素振りを見せる彼女



「お願いします!一曲だけでいいですから~!」



ルイス様に腕を絡ませ、引っ張る