「アリを見てたんです!並んで歩いてたから...」



我ながら苦しいうそだなと思った
何アリの行進見てたって!



ばかじゃん私!



「ふーん...そう
そろそろ日が沈むよ?城に戻ろう?」

...何か隠している...
リリスが話したくないなら、聞かないでおこう...



俺はひそかにそう思った..



あれ...もしかして、信じてくれたの?
すごい!あんな嘘信じてくれたんだ



「どうしたんだ、行くぞ?」



「あっ、待ってください!」