破滅の女神


*  *  *  *



「...」



まぶしい光が視界を遮った後、見慣れた風景が広がっていた



「早く、お城に行かないと...」



今回も運が良かったのか、お城のすぐ近くに出てこれた
急いで、お城の門に駆け寄る



「あの、こんばんわ...」



「おや、リリス様。お久しぶりですね」



警備をしていた騎士に話しかけると、
ニッコリ笑って、私の名前を呼んでくれた。



私の名前、分かるんだ...よかった!



もう枯れるまで流したはずの涙が、また流れてきそうになる
でも、いま泣いたら心配掛けてしまうから...



必死に涙をこらえる