破滅の女神


「あっ、ゴメン!
おはようリリス」



「...」



ここ数日、可笑しい事ばかり起こっている



今みたいに、私の名前を忘れたり...
先生にも忘れられたこともあった。



まるで、少しずつ私の存在が消えているような...
そんな感じ。



「なんか、いつの間にかリリスのこと忘れちゃってるんだよね~」



可笑しいな~と首をかしげながらリンが言った



「多分、度忘れしちゃったんだよ」