桜矢の言葉通り私たちは20分後天狗町にいた




「あたし、生!」

「あ、俺も」

「生3つと
柚歌サワーレモンでいいか?」


「うん」


「じゃあ、それで。
つまみどうするよ」


「とりあえず、げそと皮の塩人数分で」


「畏まりました。
生3つとレモン1つ

げその唐揚げと皮の塩4つでございますね」


少々お待ち下さいと言って店員さんが席を離れていった


「ねぇ、柚歌ちゃん
お願いがあるんだけど!」


「なんですか?」


「お前、変なこと言うなよ?」


呆れた顔の桜矢に
さらっと交わす菜月さん


この二人がコンビ組んだら面白そうなのに。


「柚歌ちゃん、
今桜矢と菜月のことコンビとか思ってたでしょ?」


「え?
なんで分かったんですか?

あ…」


「アハハ、わかりやすいもん柚歌ちゃん!」