そっと桜矢の顔が近づいてきて
優しいキスが降ってきた






何回か交わしたあと私の瞳を桜矢がじっと見つめてきた



「柚歌」


「…ぁい」


「おれ、お前のことずっと大切にする


親父やお袋にも挨拶したし

今までもこれからも
ずっとお前だけ……



お前だけを想いつづける」


桜矢……

そんなこと言われたらまた涙腺揺るんじゃうよ


「ぅん、私も…

私もだよ……」




そう答えると本当に嬉しそうに桜矢が笑うもんだから
また涙が出そうになった



また優しく抱きしめてくれれ桜矢の背中に手を回して
静かな時が流れた…



「抱いていいか?」


「ぇ!?」