「どうしたんだ?ボーっとして」 さっきから呼んでたのに。と、 元秋は少し、不機嫌そうだ。 「悪い、何でも無いよ」 そう答えて、歩き出す。 ……俺はあの日、この後彼に告白した。 その後の事なんて考えたくも無い。 何度、後悔しただろう。 でも、やり直せるんだ。 俺自身が、未来を変えられる。