まったくもって意味が解らん……と思いつつパフェを完食。

 その後はブラックコーヒーを注文してカップを傾ける。

 女性がターゲットのカフェのためクッキーがお茶請けに付いてきた。

 4枚ほどあったので2枚を彼女に渡す。

「!」

 午後3時はとうに過ぎているというのに、気がつけばカフェは満席だった。

 ベリルはすいと立ち上がり店を出る事を促す。

「あ……」

 マリアは先に伝票を取られてどうしようかと思ったが、ベリルが無言で軽く手を挙げ自分が払うと示した。