「やーんちっこい!モモンガみたい!ホント可愛いいぃぃ!ねえねえあなた!なんてお名前?1年生??」
「…っ…ぐっ」
先輩とりあえず息できるようにしてあげてください、とため息をつきたがら、
利郎は無断で保健室のポットを使い、お茶を入れ始めた。
「…っぷは!…はぁはぁ…、あの、えっと…」
「柚木。3年の先輩に聞かれてるんだぞ。自己紹介。」
利郎はそのまま集中してきゅうすに湯をゆっくり注ぎながら目を向けずにあたふたしている柚木を急かす。
そう言われて柚木は、あ!そっか先輩だ!と出来る限り背筋を伸ばして屈んでいる緋芽の前に立ち直った。
「は、はじめまして!ヒメ先輩!…ですよね?っっ
私、新聞部一年の柚木みくっていいます!えっと、そのっ、好きな食べ物は肉とラーメンです!」
緊張しているのか、何故か天井を見ながら頬をピンクに染めて聞いてない事まで答えている。


