「あぁすみません。」
ひょいっ
「うわわわ!先輩何するんですか?!」
利郎は柚木の首根っこを掴み緋芽に向かって投げるようによこした。
一瞬宙に浮いた柚木はそのまま“お姫様”の目の前に「ぅプギャッ」と変な鳴き声を出したがら倒れ込んでしまった。
「例の貢ぎ物ですよ。それより約束の品は用意してくれましたか?」
「…っ…ギャー!!ナニコレ可愛いいぃぃぃ!!!」
空気中にキラキラと宝石を撒き散らかしながら緋芽は地面に縮こまっている柚木に飛び付いた。
ぎゅううぅと力の限り抱きしめられて柚木は口から泡を吹きそうになっている。
「緋芽先輩、一応ソレも生き物ですので丁寧に扱って下さい。」


