もう俺、辛すぎる。

「分かった。」

俺はありあに背を向けて
歩き出そうとした。

『あっ!!待って千隼・・・キャッ!!』

ドサッ

俺は振り向いた。

『いったぁ。』

ありあが転んで
しまったようだ。

俺はありあに
駆け寄った。

「ありあ!?大丈夫!!
あ・・・血が出てる。」