「へぇー!おめでとう、凛!」
「えへへ…ありがとー。」
「今の凛の顔が目に浮かぶわ…。」
ニヤニヤしながら、ベットに座ってあやに電話する。
あやも一応、喜んでくれているみたい。
「で、アドレスとかは聞けた?」
あやはサラっと当然かのように聞いてきた。
う゛…っと私はうなる。
そ、そういえば…
「…………。」
「まさか、聞いてないの!?」
「だっ…だって、イキナリでビックリして何が何だか…。」
戸惑いながらそう言うと、あやはクスクス笑いながら、
「あはは、王子と話している時の凛、想像つくなあ…。」
「うるさいなあっ。しょうがないじゃんっ!」
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